頭皮の皮脂を抑える方法。頭皮のベタベタ脂を回避しよう
頭皮の皮脂腺は人によってその数が違い、皮脂腺が多い人はその分頭皮もオイリーになりやすく、皮脂腺が少ないと乾燥してしまいます。
しかしこの皮脂の厄介な所は、生活スタイルや食事によってその時々で皮脂の分泌量が増えてしまう事がある、という点です。
過剰な皮脂の分泌は頭皮や髪に良くありません、この余分な皮脂を出さないようにする為の方法をご紹介します。
1.洗浄力の強いシャンプーを使わない
シャンプーにも色んな種類があります。
例えば皮脂が多いからと洗浄力の強いシャンプーを使う人もいるでしょう。
しかしこういったシャンプーは、使い続けている内に髪に取って必要な分の皮脂まで落としてしまいます。
そのせいで頭皮が、皮脂がまだまだ不足しているので乾燥を防ぐ為に保護しようと、皮脂を大量に出してしまいます。
特に乾燥、敏感肌質の人ですと、元から皮脂量が少ないせいで、シャンプーにより皮脂が落とされ、過剰に皮脂が出る事もあります。
ラウレス硫酸ナトリウムやラウレス硫酸アンモニウムといった成分の含まれるシャンプーは、非常に洗浄力が強いのです。
一方アミノ酸シャンプーはそこまで洗浄力はないものの、その分髪や頭皮に優しく使用できます。
こうした事から、洗浄力の強いシャンプーを控え、アミノ酸シャンプーでケアする事をオススメします。
2.1日に2回以上、または1度の風呂で何度も髪を洗わない
ヘアスプレーにヘアワックス、こういったスタイリング剤を付けている人ですと、シャンプーを1回しただけでは髪のべた付きが気になるでしょう。
だからと言って1度のお風呂で髪のべた付きを取ろうと、2回3回とシャンプーでゴシゴシ洗ってはいけません。
もしくは髪や頭皮のオイリー具合が気になるからと、朝も昼も夜もと、1日に何度も洗うのも良くないのです。
こうして何回も頭皮の皮脂を落としてしまう事で、余計に皮脂の分泌量が増えてしまいます。
スタイリング剤がなかなか落ちないという時は、先にコンディショナーを髪に付けて、じっくり髪を揉みましょう。
それを流した後にシャンプーをすると、1回だけでスタイリング剤のべた付きが治まります。
日に何回も髪を洗ってしまう場合は、朝に人肌のお湯で1回洗い流す、夜はしっかりシャンプーをしましょう。
こうする事で、以前よりは皮脂量も減らせるでしょう。
3.脂分の多い食事を控える
ファストフード、牛肉や豚肉にラーメン、スナック菓子といった食べ物は、脂分を多く含んでいます。
こうした食べ物ばかりの生活スタイルは、体にも良くないですし、皮脂を多く分泌させてしまう原因となります。
食べる量を減らして、例えば1週間に1回だけ牛肉を食べる、ラーメンやファストフードを食べる等しましょう。
オススメなのは、和食です。
和食はカロリーも低い上に緑黄色野菜も摂取しやすいメニューが豊富で、そして脂分も少なめです。
そしてもう1つ、お酒を飲む量を減らす事も、皮脂の分泌量を減らす事が出来るようになります。
数日に1杯、というように調節できるようになれば、体調面も整うでしょう。
4.ストレス発散をする
ストレスが溜まる事は沢山あると思います、それに日々の生活の中でそのストレスを発散する事は、とても難しいものです。
しかしストレスが溜まれば交感神経が優位になってしまい、その結果頭皮の皮脂が増えてしまいます。
ストレスはとても恐ろしいもので、今はまだ大丈夫だと思っていても、ある日急にガツンと襲ってくる事があります。
心にも良くありませんから、日頃からストレスの解消を行いましょう。
例えばお風呂に発汗作用のある入浴剤や香りの良い入浴剤を入れ、ゆっくり浸かってみるのはどうでしょうか。
ラベンダーやカモミールといった鎮静効果のあるアロマオイルを、2、3滴お湯に入れる事もオススメです。
体が温まる、汗をかく事、心地良い香りでストレスも緩和されるでしょう。
5.睡眠を十分摂る
毎日2~3時間しか眠れない、夜明けまで眠れずいつも朝~昼まで寝ているなんて事はありませんか?こうした睡眠不足、昼夜逆転の生活が続いてしまうと、それだけでも体に負荷がかかってしまいます。
そうすると急にカーッと体が熱くなってしまったり、汗が出やすくなる事があります。
この状態は非常に良くありませんし、体を壊すばかりか頭皮も皮脂が多く分泌してしまう事で、オイリーになります。
毎日例えば23時に布団に入る、布団に入ったらスマホを触らない等を習慣づけましょう。
肌のゴールデンタイムは22時~2時と言われていますが、この時間は頭皮にとっても睡眠に適した時間です。
短時間睡眠による慢性的な寝不足は、集中力や記憶力の低下にも繋がるので、せめて6時間は眠るように改善しましょう。
6.脂漏性皮膚炎の場合は皮膚科で治療
どうしても皮脂が多く出てしまう、食事や睡眠、シャンプーを変えても治らない場合、脂漏性皮膚炎にかかっている可能性があります。
この脂漏性皮膚炎が悪化すれば、AGAつまり薄毛へと進んでしまいます。
こうした症状は、悪玉の男性ホルモンである、DHTが原因で必要以上に皮脂が出ている事があります。
例えばプロペシアを使用したり、DHT生成を抑える育毛剤を使う事も皮脂を抑えるのに有効です。
他にも亜鉛やイソフラボンといった成分も有効に働きますから、亜鉛サプリや成分無調整豆乳を飲む事もいいでしょう。
しかし一番は何といっても皮膚科へ通院する事です。
皮膚科ならば、脂漏性皮膚炎の原因を食い止める内服薬を処方してくれる事もあります。
それにどういった事が原因なのかを、詳しく追及できます。
脂漏性皮膚炎が悪化してAGAとなっている場合は、薄毛治療専門のクリニックがいいですね。
適切なケア、シャンプー等を紹介してくれるでしょう。
頭皮の皮脂を抑えるためには早めの処置が鍵
たかが皮脂と放っておいてはいけません、その油断抜け毛に繋がるのです。
弱った頭皮は元へ戻る事に沢山の時間が必要ですから、気になってきたら早めに処置をするといいでしょう。
1人で悩んで辛い場合は、専門クリニックへいくと相談に乗ってくれますよ。