白髪を抜くとハゲる理由。頭皮を痛め薄毛につながる可能性が
ある程度の方が経験していると思いますが、初めて白髪が1本生えてるのを見つけた時どうされましたか?
もしかしたらそのまま引っ張って根元から引っこ抜いたのではないでしょうか?白髪は抜かないでください。
今回は白髪を抜くとハゲると言われる理由をご紹介します。
1.無理やり抜くことで毛乳頭が傷むから
毛穴の中に毛根があります。
そこにあるのが髪の毛を作る大事な組織が毛乳頭です。
ある程度ならば傷む事はないのですが、何度も同じところを無理やり生えている髪の毛を抜くと髪の元となる毛乳頭という部分が壊れたり、傷がついたりします。
本来、髪の毛は毛周期というものがあり、成長期、休止期、脱毛期と周期が決まっていてその繰り返しで髪の毛を留めています。
成長途中の髪の元の部分が壊れてしまうと次に生えてこようとする準備していた髪自体が伸びなくなってきます。
だいたい、白髪が生えて目立つ所は決まっているので自分で抜くと同じところばかり抜いてしまうでしょう。
鏡をみて、キラキラ光っている白髪を見つけるとつい、毛抜きを持って抜こうとしてしまいますがどうしても気になるなら根元からハサミで切るようにしましょう。
2.隣の毛まで弱くなるから
髪の毛というのは一つの毛穴から2~4本ほど生えています。
その数本がバランスをとりお互いを支え生えているのですが、そのうちの1本が例えば白髪で抜いたとします。
すると、ほかの黒くて健康な黒髪にまで影響がくるのです。
同じ毛根から生えてるため根元のバランスが崩れ栄養も行かず細く弱々しい毛しか伸びなくなります。
細い毛しか生えなくなると自然と毛穴自体も小さく、細くなっていきます。
そうするとどんなに新しい元気な髪が生えようとしても毛穴に合わせて細く弱々しい産毛のような毛しか生えないのです。
畑に例えれば、柔らかく栄養のある土であれば美味しい野菜が育つように、いい毛を生やすには土台の頭皮と毛穴が健康でなくてはなりません。
1本抜いたつもりが周りの健康的な髪の毛まで影響を与えて薄毛の原因となってしまいます。
3.頭皮が傷むから
無理やり抜いてしまった時の毛穴、もしくは頭皮の状態を見た事はあるでしょうか?引っ張ることでかなりの刺激が加わります。
血が出ることもあります。
かさぶたができるほどの傷が出来ると毛穴を閉じてしまい、本来細胞の活性で伸びる髪の毛や皮膚の角化を妨げてしまい毛が生えてこなくなります。
傷ができないまでであっても、刺激によりほかの毛穴や毛根に刺激がいき痒みが出たりして必要以上にかいてしまったり、爪で弄ってしまったりします。
そうすることで傷が出来てしまいます。
子供の頃、頭に怪我をして縫ったりしたことはなかったですか?縫った部分はもう毛穴が潰れてしまい生えてこないままのはずです。
水疱瘡や、出来物ができた時もかさぶたを剥がすことで皮膚が傷つき毛穴そのものを潰してしまいます。
そうやって潰れた毛穴はツルツルとした表面となって一生毛が生えてこなくなります。
こちらも引っ張って抜かずに、ハサミで切るのがいいでしょう。
痒みが出たり出来物が出来てもあまり弄らないようにして薬を塗って早めに完治するようにするのもポイントになります。
4.埋もれ毛になるから
脇や脚のムダ毛を毛抜きなどで抜いた事はあるでしょうか?たまに、短い毛が毛穴の薄い膜で覆われて黒い点のようになってしまう状態を見たことがあるかと思います。
これは無理矢理に抜いたことで傷がつき、その部分が細菌が入らないよう守ろうとして膜をはるのです。
そうなるとその中で髪が伸びる事はなくそのまま休止します。
結果、髪の毛が伸びることがなくなりはげてきてしまいます。
白髪は抜かないようにしよう
白髪は抜かないでヘアカラーや、カットで目立たなくさせるのが1番です。
白髪は嫌ですが白くてでもヘアカラーをすればしっかりと染まり薄毛に悩むことがなくなります。
低刺激の白髪染めや、髪を傷めないヘアマニキュアなど様々なヘアケア用品があります。
白髪を目立ちにくくするヘアトリートメントもあります。
様々なやり方を知って、白髪を抜いてしまい毛が生えてこなくなるような一生の悩みにならないようこれからは、白髪を抜かずに大切に扱ってください。