プロペシアが効かないのはどんな人?ハゲの箇所によって効きにくいこともある
薄毛や抜け毛を改善するためにいろいろな薬がありますが、プロペシアもそのうちの1つです。
比較的効果が期待できる薬ですが、すべての人に効くというわけではなく中には効果があらわれない人もいるでしょう。
ただ効かない人にもそれなりに傾向がありますので知っておくと良いでしょう。
今回はプロペシアが効かない人についてご紹介します。
1.プロペシアは基本的には効果的
薄毛などを改善するためにたくさんの薬が開発されていますが、成分によって働きかけるものが違ってきます。
よく使われている成分としては発毛作用のあるミノキシジルと抜け毛を防止してくれるフィナステリドの2種類があげられます。
日本では使われている薬も限りがありますが、これらを成分としたものは効果もそれなりに期待できるものとなっています。
プロペシアの場合はフィナステリドが主に使われており、抜け毛防止に効果があるといわれています。
抜け毛が増えてだんだん髪の量が減ってきたなと感じたら早めに使い始めるといいでしょう。
なんでもそうですが、早期に対応しておいた方が治りも早いです。
2.効果が出るまで半年かかることも
プロペシアの場合は様々な研究結果からもわかっていますが、比較的効果があらわれやすい薬といえるでしょう。
ただ使い始めてからすぐに効果がでるというわけではなく、それなりに続けることが必要になってきます。
人にもよりますが、だいたい半年くらいは続けたほうがいいでしょう。
少しでも早く改善したいと思っている人にとっては長く感じてしまうかもしれませんが、気長に続けたほうがよさそうです。
また中にはそれが待ち切れず薬が効かないと思ってしまう人もいるのではないでしょうか。
自己判断で勝手にやめてしまうのでなく、とりあえず半年間は続けてみるようにしましょう。
3.皮脂分泌が原因で効果が出ないことも
薄毛でもその原因によってはプロペシアが効かない場合があります。
一般的に薄毛になる原因として脱毛酵素が関係していますが、これが毛乳頭にある場合と皮脂腺にある場合によって薬の効きにも違いがでてきてしまいます。
脱毛酵素が毛乳頭にある場合は比較的プロペシアがよく効くと言われています。
またこれに対し脱毛酵素が皮脂腺にある場合はプロペシアの効きは悪くなってしまいます。
原因になっている部分で考えるとだいたいイメージできるかもしれませんが、皮脂腺に脱毛酵素がある場合は皮脂分泌がポイントになっていますので、プロペシアの効果はあまり期待できないでしょう。
この場合の薄毛対策としては皮脂分泌について何らかの働きかけをしなければいけません。
プロペシアが効かない人として考えられるのは過剰な皮脂分泌が原因となっている場合があげられます。
自分がどういうタイプの薄毛なのかよく調べたうえで薬を使うようにするといいでしょう。
4.薄毛の場所によっては効き目が薄いことも
薄毛になる部分によってもプロペシアの効き目に違いがでてくることがあります。
髪の毛が抜けたり薄毛になる場合、どこからそうなっても同じと思っている人もいるかもしれませんが、症状があらわれている場所によっても薬の効き目に差がでてくるという事がだんだんわかってきています。
主に頭頂部分から薄くなってきている人の場合はプロペシアの効きも良いと言われています。
またこれに対し前頭部から薄くなってきている人というのは薬の効果があまりあらわれない事があります。
前頭部の場合は男性ホルモンの影響を多く受けている場所だといわれていますので、そこらへんの違いもあると推測されています。
前頭部分の薄毛を改善したければ男性ホルモンを抑える方法や、女性ホルモンに似たイソフラボンの摂取などそちらの方が効果があります。
薬を使う前に自分がプロペシアに適しているかどうか確認しておくといいでしょう。
5.薬に対して耐性がある場合も効きにくい?
プロペシアが効かない人として薬に対する耐性などもあげられています。
薄毛の原因となるジヒドロテストステロンを抑制するのがプロペシアですが、人によっては薬に対する耐性のせいでそれがうまく作用しない場合もあるといわれています。
ただこれについてはまだ証明されていない部分もありますので憶測にすぎないでしょう。
耐性があるかどうかすべての人を調べたわけでもなく、それぞれ環境などに左右されている可能性もあります。
プロペシアの全体的な効果としては9割以上が改善されたか現状維持と言われています。
プロペシアの効きやすさは人によってことなる
プロペシアは薄毛対策としては効果もあるため使っている人も多いでしょう。
ただ皮脂分泌が原因の場合や前頭部分からの薄毛の場合はやや効果があらわれにくいという事がわかってきています。
自分がどのタイプになるのかよく把握したうえで使用するといいでしょう。