抜け毛は毛根の形と色をチェック。抜け毛からハゲやすいかが分かる
抜け毛を見つけた時はそのまま捨ててしまうのでなく、毛根の形や色などにも着目してみましょう。
とても小さいですが、それによってどういう状態なのかわかる場合もあります。
今回は抜け毛の毛根の形や色からわかることをご紹介します。
1.自然脱毛か異常脱毛か
抜け毛と一言でいっても大きく分けて2種類に分類されます。
自然脱毛といって自然に抜けるものと何らかの要因によって抜けてしまう異常脱毛です。
自然脱毛の場合は一定のサイクルで絶えず生え変わっていますので、それほど心配する必要はないでしょう。
髪の毛が抜けていると心配になるかもしれませんが、だいたい1日で100本くらいは抜けているといわれています。
またこれに対し異常脱毛は何らかの要因によって引き起こされる異常な抜け毛の事です。
こちらに関しては要因となっているものを突き止め、それらを排除してあげる必要があります。
そのためにも抜け毛の毛根を観察することはとても大事なことかもしれません。
髪の毛が抜けるとそれだけで心配になってしまうかもしれませんが、すべてがいけないわけではなく、自然と起こっているものもありますのでその辺も含めてよく見極めるようにしましょう。
2.自然脱毛の場合の毛根
自然脱毛の場合は毛根が適度に丸みを帯びています。
毛根部分をよく観察してみるとわかりますが、膨らんで丸みを帯びている場合は自然脱毛ですのであまり心配する必要はないでしょう。
毛根部分が膨らんでいるとなんとなく根元から抜けてしまったような気がして不安になるかもしれませんが、これはいたって普通の事です。
また同じ自然脱毛でもこの膨らみが少ない場合は気を付けたほうが良いでしょう。
毛根の働きが弱っている事が考えられますので、それだけ髪の毛の寿命も短くなっている可能性があります。
自然脱毛の場合は基本的に毛根部分が丸みを帯びていますが、それが少なかったり形がいびつになっている場合は注意が必要でしょう。
毛根の働きが悪くなっている場合が多く抜け毛につながってしまう場合もあります。
3.毛根に膨らみがない
抜け毛を見た時に毛根にまったく膨らみがない場合もあります。
パッと見てどちらが抜けた方かわからない事もあるのではないでしょうか。
こういう場合はやはり異常脱毛の可能性が高いでしょう。
少し気を付けなければいけません。
毛根に膨らみが見られない場合は栄養不足というのが考えられ、それにより健康な髪の毛がつくれなくなっている事が考えられます。
髪の毛をつくるためには様々な栄養素が必要ですが、それが十分いきわたっていないかもしれません。
人にもよりますが、栄養そのものが摂取できていないか血流が悪い場合など原因はいろいろでしょう。
毛根に膨らみがない場合は、普段の食生活や生活習慣を見直してみると良いでしょう。
4.乾燥やストレスが原因の毛根
毛根部分が他よりも短くなっている場合は乾燥が原因かもしれません。
正常なものだと適度な丸みがあったりふっくらとしていますが、乾燥している場合はそういった形にはならないでしょう。
ギュッと硬くなった感じになっているのではないでしょうか。
この毛根の場合は頭皮が乾燥している事が考えられますので、ドライヤーの使い方に注意したり、シャンプーなどで刺激を与えすぎないようにすることが大切です。
またこれに少し似ているもので毛根が黒くなっているものもあります。
色が黒い場合は血流が悪いことをしめしていますのでストレスなどが原因として考えられるでしょう。
毛根が通常より短かったり黒くなっている場合は乾燥やストレスなどを疑い、頭皮の環境を整えてあげるようにしましょう。
5.毛根の周りに皮脂がある場合
毛根の周りに白いものがまとわりついている場合は、皮脂が考えられるでしょう。
見た目にも白いのでわかりやすいのではないでしょうか。
この場合は余分な皮脂が毛根の周りについてしまっている可能性がありますので注意が必要です。
皮脂によって毛根が覆われてしまうと正常な働きが出来なくなってしまう事もあります。
健康な髪の毛がつくれなくなってしまうと抜け毛にもつながりますし、そのままの状態で放置しておくとますます状態も悪化してしまいます。
毛根に白いものが付着している場合は皮脂の可能性が高いため、普段の食生活などを見直す必要があります。
できるだけ脂っこいものを食べすぎないように注意しましょう。
抜け毛を見つけたらまずは毛根チェック
抜け毛を見つけたらすぐに捨てるのでなく毛根をチェックしてみましょう。
キレイな丸い形をしていれば自然脱毛の可能性が高いですが、そうでなければ異常脱毛の疑いがあります。
抜け毛をこれ以上増やさないためにも早めに毛根の異常に気付き対応するようにしましょう。
小まめに毛根をチェックして状態を確認しておくことはとても大切です。