まだらハゲの原因と治療法。ストレス由来の円形脱毛症が多い
ハゲるというと頭頂部分や額のあたりから徐々に薄くなるイメージが強いのではないでしょうか。
ただ中にはまだら状にハゲる人もいます。
まだら状にハゲるとなかなか隠すのも大変ですので、悩んでいる人も多いでしょう。
今回はそういった場合の原因や治療法についてご紹介します。
1.遺伝や食生活が原因ではない
頭頂部分や額のあたりからハゲる場合は遺伝や食生活が大きく関係しているといわれています。
遺伝の場合は仕方ありませんが、食生活などはある程度は改善する事も可能ですのでそれなりに対処もしやすいでしょう。
ただまらだ状にハゲる場合はまた原因も違ってくるようです。
まだら状の場合は普通にハゲるのと違い、症状などの出方も突然な場合も多いのではないでしょうか。
やはり何らかの要因があっておこってくるものと思われるでしょう。
2.円形脱毛症が原因のまだらハゲの場合
まだら状にハゲる場合はいくつか原因が考えられますが、円形脱毛症などもそのうちの1つでしょう。
円形脱毛症の場合は10円玉くらいのハゲが突然あらわれますので、ショックを受ける人も多いのではないでしょうか。
これが一か所だけならまだいいですが、いろいろところにいくつもできてしまうようだと結果としてまだら状のハゲになってしまう事もあるでしょう。
頭のいろいろなところに髪の毛が生えていないところがいくつもできるわけですから、たまったものではありません。
またできる場所によってはくっついてしまう事もあるため、まだらの状態もかなりバラつきがでてきてしまうかもしれません。
10円玉くらいのものがいくつもできているようなら円形脱毛症を疑った方が良いでしょう。
3.円形脱毛症の場合の治療
円形脱毛症の場合は原因もいろいろですので、それによって治療もかわってくるでしょう。
まず原因の一つにストレスがありますが、そういった場合は環境を見直してみることも大切でしょう。
人によっては環境をかえるだけで自然治癒することもあります。
また遺伝に関してはだいたい3割くらいが関係しているといいます。
もしも家族で同じような人がいるのならそれが原因かもしれません。
あまり悩むとかえってストレスになりますのでクヨクヨ考えすぎない方が良いでしょう。
また最近では免疫異常が関係しているという事がわかってきています。
自分で自分の細胞を攻撃してしまうというものですが、この場合はどんどん症状がひどくなることもありますので早めに受診をした方がいいでしょう。
4.白癬菌が原因の場合
まだら状のハゲでも白癬菌が原因で起こってしまう事もあるでしょう。
地肌に白癬菌がついて皮膚がはがれたりしてしまいます。
髪の毛については鏡などでよく見たりしますが、地肌については普段あまり見ることも少ないのではないでしょうか。
ましてや菌がついているなんて見た目だけではなかなかわからないでしょう。
白癬菌の場合は私たちの生活の中にもよくある菌ですのでそれほど心配する必要はありませんが、やはり住みやすい環境にしてしまうとやっかいな場合もでてきてしまいます。
通常だと菌がついても皮膚と一緒に剥がれ落ちますが、中には毛根部分にまで入ってしまう場合もあるため抜け毛の原因になってしまうでしょう。
白癬菌の場合は温度や湿度が高い場所を好みます。
頭皮だとそれなりに温度もありますし、常にべたついたりして湿度が保たれている場合は菌が住み着いたりしてしまうでしょう。
毛根に菌がついてしまうと髪が抜けることもありますので注意が必要かもしれません。
5.白癬菌の場合の治療
白癬菌の場合は水虫などと同じですので、塗り薬などを使って治療を行っていきます。
ただ治療を行う前には本当に白癬菌かどうか確かめておいたほうがいいでしょう。
もしも違っていた場合、薬があわないと逆に悪化したりすることもありますので、そうなるとさらに髪の毛も抜けてしまいます。
あとで後悔しないためにも勝手に自己判断せず病院にいって調べてもらった方が安心でしょう。
また白癬菌の治療の場合は塗り薬をぬったからといってすぐには治りませんので、気長に治療を行うようにしましょう。
人によっても違いますが元の状態に戻るまでには数カ月はかかります。
白癬菌の場合はしばらく塗り薬を塗っていると状態も安定してくるため、つい塗るのをやめてしまいがちです。
ただそれだとしっかり治すことができませんので注意しましょう。
白癬菌の場合は状態が安定してもしばらくは治療を続けなければいけません。
きっちりと治すためにも病院にいって最後まで根気強く治療を続けるようにしましょう。
まだらハゲは自己判断せずに受診しよう
まだら状にハゲてしまう場合は、遺伝や食生活が原因になることは少ないでしょう。
円形脱毛症や白癬菌などいくつか原因は考えられますが、そのままにしていると悪化することもあるため自己判断せずに病院に行ってきっちりと調べてもらう方が安心かもしれません。
症状に合わせて薬などもありますので根気強く治療していくようにしましょう。